エノアでは、固体電解質膜を使用した水電解スタックを提供しています。純水と電気を供給するだけで、手軽に水素と酸素を発生させることができます。太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーから得られた電気を供給することで水素を作り、その水素を必要に応じて利用することで、CO₂の発生しない持続可能な発電サイクルを構築できます。水電解スタックはセル数を調整することで細かな出力要求に対応できますので、お客様のシステムに組み入れて使用することが可能です。
水電解の原理
日本で多く使用されている水電解であり、アノード側のみ電解水を流す。電解水は純水を使用し、アノード側で酸素が発生するので強酸化状態となる。したがって耐腐食対策として、触媒にPt 、Irなどの貴金属を使用している。アルカリ水電解方式では、KOHやNaOHを電解液として使用するが、PEM型は純水だけでよい。また、アルカリ水電解方式より小型で負荷応答性に優れている。
型番 (セル数) |
EHC-070 (1) |
EHC-120 (2) |
EHC-180 (3) |
EHC-240 (4) |
EHC-300 (1) |
EHC-500 (2) |
EHC-750 (3) |
EHC-1000 (4) |
水素発生量 (Nml/min) |
70 | 120 | 180 | 240 | 300 | 500 | 750 | 1000 |
使用圧力 (MPa.G) |
≤0.7 | ≤0.7 | ||||||
定格電圧 (V) |
≦3 | ≦6 | ≦9 | ≦12 | ≦3 | ≦6 | ≦9 | ≦12 |
最大電流 (A) |
10 | 43 | 36 | |||||
環境温度 (℃) |
4~40 (凍結なきこと) | 4~40 (凍結なきこと) | ||||||
外観寸法 (mm) |
直径 90 | 直径 138 |
※特注により、さらにセル数を増やすことも可能です。ぜひお問い合わせください。
型番 | HYC-200-200 | HYC-200-400 | HYC-200-600 | HYC-200-800 | HYC-200-1000 |
水素発生量 (Nml/min) |
200 | 400 | 600 | 800 | 1000 |
使用圧力 (MPa.G) |
≤0.9 | ||||
定格電圧 (V) |
1.85~2.5 | 3.7~5.0 | 5.6~7.5 | 7.4~10.0 | 9~12.5 |
最大電流 (A) |
30 | ||||
環境温度 (℃) |
5~65(凍結なきこと) (循環水温度推奨55~60℃) |
||||
純水最低供給量 (LPM・L/h) |
0.03 | 0.06 | 0.09 | 0.12 | 0.15 |
外観寸法(継手含まず) (mm) |
106*110*50 | 106*110*55 | 106*110*60 | 106*110*65 | 106*110*70 |
上記以上の流量に対応できる大型スタックもありますので、ご希望の場合はお問合せください。
※供給電圧を可変し、電流をコントロールすることで、水素発生量を制御できます。
※供給水は必ず1μS/cm以下の電気伝導度の純水をお使いください。
製品に関する相談などお気軽ご連絡ください