エノアは、自動車メーカー様、材料メーカー様、研究機関様とのお取引を通じて培った知識と経験をもとに、燃料電池評価装置の開発・製造を行っています。
お客様のご要望に応じたオーダーメイドで、あらゆる評価パターンに対応可能です。電気解析機能、発電条件、ガス制御条件など、下記ラインナップにとらわれず、どうぞお気軽にご相談ください。
弊社FCTシリーズでは、I-V特性評価に必要不可欠な電流スイープ運転機能を標準装備しています。また、膜抵抗を測定するための各種抵抗測定機能(電流遮断法、 固定交流インピーダンス法、交流4端子法(交流重畳抵抗測定計)をご選択いただけます。
燃料電池の評価で電池の耐久性能を知ることは非常に重要です。 弊社のFCTシリーズは条件安定性に優れています。上記データーは長時間(18時間) 同一条件にて運転を行った時の各試験条件の安定性を示しています。露点温度リップルで0.4℃、ガス温度リップル0.2℃、背圧リップル0.2kPaといった優れた安定性を誇ります。
アノード露点温度 ℃ |
カソード露点温度 ℃ |
アノードガス温度 ℃ |
|
設定値 | 80.0 | 80.0 | 95.0 |
平均値 | 79.5 | 80.6 | 95.0 |
最大値 | 79.6 | 80.8 | 95.2 |
最小値 | 79.3 | 80.4 | 94.9 |
リップル | ±0.4 | ±0.4 | ±0.2 |
カソードガス温度 ℃ |
アノード背圧(kPaG) ℃ |
カソード背圧(kPaG) ℃ |
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設定値 | 95.0 | 50.0 | 100.0 |
平均値 | 95.0 | 50.0 | 99.6 |
最大値 | 95.3 | 50.2 | 99.8 |
最小値 | 94.9 | 49.8 | 99.4 |
リップル | ±0.2 | ±0.2 | ±0.2 |
アノード、カソードそれぞれの装置の配管容積や流量設定値の違いにより、電池内に差圧が生じてMEAを破損させてしまう場合があります。 弊社のFCTシリーズでは異なったガス流量で試験を行う場合でも、自動的に差圧を一定に保ちながら制御する差圧一定制御機能を有しております。(オプション)また、FCTシリーズには急激な背圧変化によるMEAへのダメージを抑制するため、背圧制御に固定勾配機能を持たせることができます。(標準装備機能)
弊社のFCTシリーズはシンプルなバブラー式ながら、高い安定性と高応答な露点制御を実現しています。上記データ:加湿水外部循環冷却方式搭載時(オプション)
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