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【10/26】H3ロケット7号機打上げ情報


H3ロケット
©JAXA

H3ロケットとは

H3ロケットは、H-IIAロケットの後継として三菱重工業とJAXAが共同開発している次世代の大型基幹ロケットです。H-IIAに比べて打ち上げコストを半減(約50億円)することを目標にしており、「柔軟性」「高信頼性」「低価格」を柱に、利用者の立場に立った使いやすさを追求しています。

今回の7号機では、H3シリーズで最も打ち上げ能力が高い「H3-24W」形の初めての打上げになります。「H3-24W」とは、LE-9エンジン2基、SRB-3(固体ロケットブースタ)4本、ワイドフェアリングの組み合わせを指します。従来の試験機(1~5号機)は「H3-22S」型(LE-9エンジン2基、固体ブースタ2本、ショートフェアリング)で打ち上げられていましたが、7号機では固体ブースタを倍増し、大型フェアリングを採用することで、新型宇宙ステーション補給機「HTV-X」の打ち上げにも対応できる能力を持っています。

7号機打上げ情報

打上げ日程
2025年10月26日(日) 9時頃(日本標準時、24時間表記)

打上げ予備機関
2025年10月27日(月)~2025年11月30日(日)

打上げ場所
種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

打上げライブ配信
JAXA公式youtubeチャンネル

※ 打上げに関する最新情報はJAXA公式サイト公式X等をご確認ください。

エノアの「真空断熱フレキシブルホース」について

真空断熱フレキシブルホースが外れる様子
真空断熱フレキシブルホースが外れる様子

H3ロケットに使用する燃料である液体水素はマイナス253℃、液体酸素は-183℃という極低温。エノアの真空断熱フレキシブルホースは、この極低温を保持したまま安全に燃料を移送するために欠かせない存在です。ホースは燃料の移送を終えた後、ロケットから外れます。宇宙へ向かうことはありませんが、エノアの信頼と技術力でH3ロケットのミッションを足元から支えています。打上げの際、役目を終えたホースがロケットから外れる姿にぜひご注目ください。

このホースは、現在 豊田市博物館 常設展示でご覧いただけます。ホースにふれることができるコーナーや、仕組みをご紹介するパネル・動画展示を通じて、いままさに宇宙開発の現場で使われている製品を間近で体感いただけますので、ぜひお越しください。

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